森田療法

月1回送られてくる真宗会館からの送付物に親鸞仏教センター発行のあんじゃりという研究誌がある。

難しい内容が多い中で北西憲二(日本女子大教授、森田療法研究所所長)氏の「森田療法と親鸞聖人」の記事があった。

森田療法については精神療法の一つで森田正馬が始めたものだ。

以前から東洋的・日本的なものを感じて興味があった。

基本的な治療原理として①不安、苦悩をありのままに受け入れていくこと、②自らの生きる欲望に乗って目の前の目的に取り組んでいくこととされる。

とても私が説明できる範疇ではないが、そうだと同感できるものがあった。

親鸞は9歳で仏門に入り、叡山で勉強し随分煩悶に悩まされたが二十九歳のとき法然上人の説教を聴いて、たちまち悟ることが出来た。それまではおそらく道徳恐怖・読書恐怖・悟道恐怖などの脅迫観念に悩んだものと思われる。それが「自分は悪人である」と自覚し、一切を弥陀に任せると往生して・初めて脅迫観念が治ったものに違いないのである。』(森田全集5)

 自分がこのような者である、これ以上でもこれ以下でもない、それをそのまま受け入れるほかはない。

そして娑婆の縁尽きて息絶えるときまで生きていく。

醜くもあり、美しくもある人間の心の動きは止めることが出来ないのだから。

自らの生きる欲望に乗って目の前の目的に取り組んでいくこと、それが毎日の生活かな。

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