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ひまわりの花

2012.09.14.21:45

9月に入っても相変わらずの暑い毎日。

ちょっと盛りを過ぎたひまわりの花が咲いている。

そこは、一年半前の3月11日の東日本大震災で大きな被害があった、陸前高田の街の跡だ。

9月のはじめ実家の盛岡に行き、その後、義姉に車で連れて行ってもらうことができ、陸前高田と、気仙沼に行った。

盛岡から斜めに遠野あたりを抜けて、山また山の国道を走りだんだん陸前高田の街に入る。

これがそうなんだと仮設住宅を見ていると、あっという間に街に入った。
何もない、ただ大きな窓のないビル。
道路だけが碁盤の目のようにはっきりとあり、その区画された土地は夏草が無秩序に生えているのだった。

かんかん照りの街には工事用のショベルカーやトラックがぽつぽつとある。

ここには同じ真宗大谷派の本称寺さんがあり、テレビや新聞でも大きく報道された。
佐々木さんという一家では住職、坊守、准坊守が津波でなくなり、副住職とその娘さんが残された。
朝日新聞の一面に海に向かってトランペットを吹く少女が写真で当時載ったが、その人がその娘さんだと後日知った。
3人でこの辺がお寺だと思うけどと残っている礎石と石畳の参道にたつ。
その脇に無造作に積み上げられた石を見ていた住職がちょっとと呼ぶ、指差した下には本称寺と刻まれた大きな石柱が真っ二つに折れて重なっていた。
やっぱりここだったんだね。参道と門の礎石しかない。周りは一面の夏草だ。

3.11前のお寺は海の見える、穏やかな街、そしてお寺には住職、坊守、若夫婦、子供が日常を送っておられたのだと思う。
自分の身に起こっていたかも知れない。
その場所にただただ立ち続けるのみだった。

テレビでも何度も報道された市役所は荒れ果てて、津波に流された車、書類・・が散乱。その前には祭壇があり手を合わせた。
周りを見上げると、案内板、手洗いの表示、在りし日の市役所らしいものがそこここに感じられる。天井に無数の布切れや鉄線がぶら下がり、小さな緑のナップザックが損傷もなくそのまま引っかかっている。いったいどんな人の持ち物だったのだろうか。

一番に私がこんな目にあわなくてよかった。家族でなくてよかった。
二番にこんな目にあってお気の毒だなあ。
三番目に私に何ができるのか。
こんな順序でしかものを考えられない。
テレビや、新聞でみたものを現実に目の当たりにして他人事ではあるが他人事ではない。できることをやって行きたい。
多数が亡くなられた海に手をあわせる。ここのどこに阿弥陀様の教えは生きているのだろうか。

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